2019年7月3日
火曜日
はれ
久しぶりに晴れたのでVERを連れてドライブ。午前10時、井川町の「日本国花苑」を目指す。この時点ではまだバラは咲いている、と思っていた。
ところがバラ園は花のかけらもなし。自分の迂闊さに気が付く。しかたなく草っ原を歩いたが、ここで家人がネジバナを見つけた。馬鹿の一つ覚えのように三角沼へ行ってもネジバナ、ネジバナと言っていたので一人で大興奮。
国花苑から五城目の道の駅へ。ここでソフトクリームを食い、帰宅。道の駅の裏側の小さな池にはメダカだろう、かなりの数が泳いでいた。売店の中を覗いてみたかったが、VERのお守りであきらめた。一昨年か、ポーポーなる果物を探しにきたことがあったことを思い出したからである。
あきた歳時記には秋の季語として
/*
ポーポー パポー山本郡峰浜村強坂の仲峰山長泉寺境内で見なれない木に出会った。副住職の若い俳人に聞くとポーポーだという。
ポーポーなら果物屋の店頭で見かけるし、二度ほど食ったことがある。ねっとりとした甘さで、豆粒のような種が多く、てっきり熱帯のものだろうと思い込んでいたところを、北緯四十度十五分程の地で見たので、驚いて調べてみたらアメリカ原産のものとわかった。
郁子(むべ)に似た青い果実だが、一つ一つ離ればなれに生っている。十月は熟期だが、その少し前から未熟状態の落果が始まるので、最初の落果を見たら熟度の高い方から摘果し、室内で追熟させて生食するものだという。
いろいろわかってみると、ポーポーは甘いバターのような味の果物で、それが日本の禅寺の境内でたくさんの実を着けている。不思議なような、楽しいような取り合わせであるという気がしてくる。
繋がってくる住職とパポーの実 荻原都美子
ポーポーの未熟な落果地を穢す 荻原映雱
*/
が載っている。
一般的には『ポポー』らしい。