『ふらここ』か『ふららこ』か?

2020年2月5日
水曜日
くもり

 終日在宅。
 
 日本上空に寒波が来るそうだ。
 
 先日、本屋で朝井まかてという作家の「藪医 ふらここ堂」という文庫本を見つけた。老生、ブランコとして覚えていたのは「ふららこ」だった。そこで帰宅して調べたら以下の通りだった。


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ふらここ【鞦韆】
ぶらんこ。ぶらここ。しゅうせん。季・春。「―の会釈こぼるるや高みより」(太祇)
広辞苑4)
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 そうか間違って覚えていたのか。そこでgoogleで見てみると


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  ふららこという語を知りてふららこを親しく漕げば春の夕暮
           大下一真月食』(2011年、砂子屋書房
 「ふららこ」は公園などによくある遊具のブランコの事である。詩歌では「鞦韆(しゅうせん)」という言い方をする時もある。「ふららこ」の語源について調べてみたが、「ぶらり」「ぶらん」のような擬態語説、ポルトガル語起源説などがあって、よくわからない。因みに、「ふららこ」は俳句では秋の季語らしい。
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 他にも探してみたが、『ふららこ』は影が薄い。間違いなのだろうか。