『お山こ三里』と『親ばかチャンリン』

2022年2月11日
金曜日
はれ

 どうやら窓の外には太陽が出ていたらしい。昼過ぎ、家人が外に出たくて老生を誘いにきたが、断る。

 vscodでphpのxdebugを使えるようにやってみたが、このxdebugというのがよく分からん。で、中途半端なまま。

 朝刊に『お山こ三里』と『親ばかチャンリン』についての暮らしの作文が載っていた。

/*
34.「親ばかちゃんりん、そば屋の風鈴」

そば屋の風鈴と親ばかの関係、そのカギは夜鳴きそば屋にアリ。
    「親ばかちゃんりん」という言葉を時々耳にしますが、これは「親ばかちゃんりん、そば屋の風鈴」と続くきまり文句で、盲目的に子供をかわいがる親の様子を揶揄した言葉。ではなぜ「親ばか」=「そば屋の風鈴」なのでしょう。屋台のそば屋がたくさん登場した江戸の頃、衛生的でタネモノを加えたそば屋がかけそば一辺倒で不衛生な「夜鷹そば」と混同されぬよう屋台の四隅に風鈴をぶらさげ「風鈴そば」として売り出しました。季節はずれに冬でも鳴っているこの風鈴のとんちんかんな様子が親ばかと同じであると表現されたのです。ちなみに当時、風鈴そばは売り声なしに風鈴の音だけでお客を集めていました。騒音などとは無縁な静かな時代に響きわたるそば屋の清新な風鈴の音・・・現代によみがえって欲しいものの一つであります。
    (2005年5月掲載) 


おやばか【親馬鹿】 ちゃんりん
(「おやまかちゃんりん」のもじり) 親馬鹿をあざけったり、自嘲したりしていう語。親馬鹿ちゃんりん蕎麦屋の風鈴(ふうりん)。
※落語・小言幸兵衛(1889)〈二代目古今亭今輔〉「容(ざま)ァ見やァがれ、親馬鹿ちゃんリン奴(め)」

おやまかちゃんりん
〘感動〙
① 承知の意を表わすとき、相手をばかにしていうことば。
団団珍聞‐五二号(1878)「此頃府下にオヤマカチャンリンと云言葉が流行ますが」
② 「おやまかちゃんりん節」の歌詞の中にはさむことば。


おやまかちゃんりん節(読み)おやまかちゃんりんぶし
精選版 日本国語大辞典「おやまかちゃんりん節」の解説
おやまかちゃんりん‐ぶし【おやまかちゃんりん節】
〘名〙 明治一〇年(一八七七)頃流行した俗謡。「おやまかちゃんりん」で歌詞が始まる。のちには「親馬鹿ちゃんりん」と言いかえられて流行した。秋田県仙北地方の民謡「おやまこ節」が源流といわれる。
*/