2021年6月29日
火曜日
はれ
ご丁寧に秋田市役所から『秋田市ワクチン接種予約受付窓口です。』という案内が来た。要するに<明日はワクチンを予約している日だよ>ということ。
午前中、御所野イオンへ。久しぶりに息切れするほど歩く。最近はのどの痰の許容量が少なくなってきたのか、2時間ぐらいで溜まってしまう。その時間を過ぎると空気に触れた分だけ固くなってあとが面倒になる。
朝方、鳥海山が意外とはっきりと見え、家人が「今日はよく見える。何故だろう」と不思議がっていた。
2021年6月26日
土曜日
はれ
サティ。夫婦そろって1000円床屋。
レコード屋で2枚のCD購入。すなわち『ブルックナー:交響曲第9番(1988年ライヴ)&第8番(1987年ライヴ)』『マーラー:交響曲 第5番 嬰ハ短調』なり。
午後、一関吉美『緑の風』を拾い読み。
中に『水』というのがあって、昔、通町橋のたもとにあった小便小僧の像を思い出した。
『二〇世紀ひみつ基地』というブロッグから引用する。
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橋のたもとの小便小僧・平和記念像
通町橋の東たもとに、裸の子どもが円球に腰掛けているモニュメントがある。
昭和二十七年(1952)建てられ、その年の十一月三日、文化の日に除幕式を執り行っている。
その前年に調印され、この年に発効された「サンフランシスコ講和条約」を永遠に記念して、篤志家の寄附金により建設された。総工費五十万円。作者は秋田彫刻界の草分けの人、佐々木素雲。
御影石の四つの球の上に、1メートルの地球を表す大円球、その上に等身大のブロンズ製少年像が置かれ、地球をとりまく帯の部分に水がたまり、凹みから流れ落ちる仕掛があり、周囲には樹木やベンチを配し、小公園となっていた。小便小僧の愛称は、水が流れる仕掛があったことからついたもので、正確には小便小僧ではない。
この像が御影石の上にすえつけられた当日の夜、何物かのイタズラで逆向きにされるという事件があった。東向きに置かれた像のコンクリートがまだ固まらないうちに、西向き(旭川の方)に向けられていたという。平成十年(1998)、通町の道路が拡幅され、現在の通町橋が完成。それにともなって小公園には機械室が建ち、平和記念像は子どもには手の届かない高さにかさ上げされて、向きは北向きになり、水の流れは止まってしまった。
今でも像の下には無用となった水を導くパイプがあり、御影石にはかつて水が滴り落ちた凹みが、そのまま残されている。
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ついでに
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彫刻家 佐々木素雲(齋藤佛師ホームページ)
http://busshi.com/Sounn/index.html
詳細なプロフィルから作品写真まで充実したサイト
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一関先生はいろんな散歩道を用意しているようだ。
2021年6月25日
金曜日
はれ
午前中、ドン・キホーテ。
例によってブックオフで本を物色。小林恭二という作家を探したのだが、1冊も見つからなかった。売れない作家、あるいは特殊な作家?
夕方、西側の窓から夕陽が見える。気まぐれで写真を撮ってみる。偶然、夕日の上に飛行機雲が動いていた。
/*
ストライド(stride=またぐ)ピアノ
20年代、N.Yで流行したピアノスタイル。ウンパ、ウンパ、と1オクターブ上下しながらリズムを刻む左手の動きからストライド(stride=またぐ)ピアノと呼ばれた。代表的なミュージシャンは、ジェームス・P・ジョンスン、ファッツ・ウォーラー、ウィリー・ザ・ライオン・スミスなど。
*/
2021年6月25日
木曜日
はれ
終日在宅。
『朝日新聞の黙示録 歴史的大赤字の内幕 (宝島社新書)』を読む。こちらも読んでも新しい見方を得られない。読んでいるうちに気分が悪くなってきた。
たまたま本棚で目に付いた本をぱらぱらとめくっていたら文字が向こうの方から飛び込んできた。
一関吉美『緑の風』という歌集の「古本」という長歌。
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貧しき学生のころ
文庫本星のいくつを
惜しみつつ買ひし思ひ出
うすくらき古本店に
ほりいだしよろこびし本
いつの日か読まんと思ひて
あがなひしここだ古本
ある時は金につまり
己が身を切るごとくして
売りはらひのみくひをしき
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ああ、そのような時もありき。長門峡に水は流れてありにき。