今年最高、秋田市15・7度

2020年3月8日
日曜日
はれ

 終日在宅。

 暖かな一日だつた。

 最高気温は秋田市15・7度。今年最高を記録。

 股引を脱ぐ。

 

 秋田魁新報朝刊1面に「県内中学校で卒業式」という記事が載tつている。この見出しが「旅立ち、悲喜こもごも」。しかし、これは誤用と教えられたものだ。
 それに記事を読んでみると、どこにも悲喜こもごもの実態が描写されていない。
まさに幽霊見出しと言つていいだらう。

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「悲喜こもごも」は、喜びと悲しみが一度にあるいは交互に訪れた1人の人間の心境について用いるのが伝統的な語法です。複数の人たちの心境・感情や状況を表すときには使いません。

「入試に受かって喜ぶ人がいる一方、落ちて悲しむ人もいる」「選挙に当選して喜ぶ人たちもいれば、落選して悲しむ人々もいる」などというような場合には、一般に「悲喜こもごも」という言い方はしません。このような場合には、「明暗を分ける」「喜ぶ人、悲しむ人、いつもながらの光景(情景)…」などといった言い方があります。

近年この語の誤用が目立つためか国語辞書の中には語釈の後に「補説」として次のように記している辞書もあります。<一人の人間が喜びと悲しみを味わうことであり、「悲喜交々の当落発表」のように「喜ぶ人と悲しむ人が入り乱れる」の意で使うのは誤り。>(『大辞泉 第2版』小学館)

私も新人記者時代に、ある地方都市で初めて高校の入学試験の合格発表を取材した際、「発表の掲示板を見て、飛び上がって大喜びする者、ガックリと肩を落として立ち去る者、いつもながらの悲喜こもごもの光景でした。」と原稿を書いたら「この書き方は間違っているぞ」とデスクに叱られたことがあります。

(『ことばのハンドブック 第2版』p.169参照)
「NHK放送現場の疑問・視聴者の疑問」より
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