『ペスト』が100万部を突破

2020年4月9日
木曜日
くもり

 新聞にカミュの「ペスト」の記事がまた載つていた。新型コロナが報じられたときに真つ先に思ひ出したのがこの小説。あの頃、黄色い表紙の「世界文学全集」の中に入つていたのではなかったか。高校時代か、浪人時代か。老人と犬が出てくるくだりが真つ先に思い浮かぶ。

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新潮社は8日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、人気に火が付いた文豪アルベール・カミュの長編小説「ペスト」(新潮文庫)の発行部数が、100万部を突破したと発表した。
 新潮文庫版は69年刊行。最近は毎年5千部ほど増刷していたが、今年は国内に感染が広がった2月以降に計7回、15万4千部を増刷し、累計約104万部となった。
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 終日在宅。
 部屋の乾燥に苦労する。効いてゐるのは自室の加湿機だけのやうな気がする。
 『生き上手死に上手』を読了。

 遠藤周作の先生が佐藤朔だつたとは知らなかつたなあ。