『人間臨終図鑑』・風太郎の本

2021年1月3日
日曜日
くもり

 枕頭で「人間の死に様」と言ふ言葉を漠然と考えた。前に「生き様」といふ言葉がはやつたときに、なんとなく嫌な感じがしたことを思い出しながらである。そこで出てきたのが『人間臨終図鑑』といふ山田風太郎の本。人間の最終的拠り所が「希望」であるならばいろいろな人が如何に死んだかを知ることは重要なことである、というわけである。

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英雄、武将、政治家、作家、芸能人、犯罪者などの著名人の臨終の様をまとめたもので、徳間書店発行の月刊誌『問題小説』の1978年9月号から1987年2月号まで連載された。単行本としては徳間書店より1986年9月に上巻が、1987年3月に下巻が刊行され、死亡した年齢順に923人分収録されている。なお、死亡年齢については統一のため西暦での没年次から西暦での生年次を引いたものとなっており、数え式より1歳少なく、満年齢式より1歳多くなる場合がある。
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 読み直してみようか。

 終日在宅。
 一度は家人の謎掛けに応じて出かける用意をしたのだが、外を見ると雪が積もっており、寒さも寒しということで中止した。