「浜辺の歌」の漢字版

2017年12月20日 水曜日 くもり

背筋がぞくぞくする。明日、組織検査の結果を聞きに行くのに風邪をひいていたらまずい。のどを乾燥させないように自室の加湿器を動かしながらテレビを観る。

「浜辺の歌」は3番目まであると、元秋大の先生がお話になったと新聞に載っていた。その3番目は

はやちたちまち 波を吹き 赤裳(あかも)のすそぞ ぬれひじし やみし我は すでに癒えて 浜辺の真砂(まさご) まなごいまは

 なかなか難しい。

ところが漢字バージョンというものがあってこれだと字面で大概意味が通る。何かのために収録しておこうか。

(一) 朝(あした)浜辺を 彷徨(さまよ)えば 昔の事ぞ しの(偲)ばるる 風の音よ 雲の様(さま)よ 寄する波も 貝の色も

(二) 夕(ゆうべ)浜辺を 廻(もとお)れば 昔の人ぞ しの(偲)ばるる 寄する波よ 返す波よ 月の色も 星の影も

(三) 疾風(はやち)忽(たちま)ち 波を吹き 赤裳(あかも)の裾(すそ)ぞ 濡れ漬(ひ)じし 病みし我は 既に癒えて 浜辺の真砂(まさごorまなご) 愛子(まなご)今は

 夜になっていくらか悪寒は収まった。