八つ手の花が真っ盛り

2018年11月30日

金曜日
くもり

八つ手の花が街のあちこちでさりげなく咲いている。
いつのころからだろうか、この花が意識せずとも目に付くようになった。昔は花とも意識しなかったのに。

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 ヤツデ属の学名Fatsiaは“八手”を“ハッシュ”と読んだものをあてたそうです。
花言葉 : 固い絆。
日本原産のヤツデ(八手)は東北地方を北限とし、沖縄まで生育している常緑の低木で、アオキとともに日陰~半日陰~日当たりで育つ植物です。

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高村光太郎 「冬が来た」

きつぱりと冬が来た
八つ手の白い花も消え
公孫樹の木も箒になつた

きりきりともみ込むやうな冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背かれ、蟲類に逃げられる冬が来た

冬よ
僕に来い、僕に来い
僕は冬の力、冬は僕の餌食だ

しみ透れ、つきぬけ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のやうな冬が来た
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朝から角間川の姪が来て家人と話していた。

午後から買い物に付き合う。茨島のマックスバリュ。コーヒーを飲みながら待つ。
堀辰雄の「美しい村」を読み終わったので、夏目漱石の「三四郎」をダウンロードして読みだす。

「風呂の追い焚き」と「風呂の追い炊き」。
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≪炊≫
8画 火部 
常用漢字]区点=3170 16進=3F66 シフトJIS=9086
《常用音訓》スイ/た…く
《音読み》 スイ__〈chu_〉
《訓読み》 たく/かしぐ《名付け》 い・かし・かしぎ・とぎ・とぐ
《意味》{動}かしぐ。竹づつでふうふうと吹いて火をおこし、ものを煮たきする。飯をたく。また、食事のしたくをする。「炊事」「炊爨スイサン」「炊飯=飯ヲ炊グ」
《解字》欠ケンは、人が背をかがめ口をあけてしゃがんださま。炊は「火+欠」で、しゃがんで火を吹きおこすさま。のち、広く、火をおこして煮たきすること。→欠
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≪焚≫
12画 火部 区点=4218 16進=4A32 シフトJIS=95B0
《音読み》 フン_/ブン_〈f_n〉
《訓読み》 やく/たく/やける(やく)
《意味》{動}やく。たく。やける(ヤク)。ほのおや煙をふき出してもえる。もやす。〈類義語〉→焼。「焚焼フンショウ」「焚香=香ヲ焚ク」「焚書=書ヲ焚ク」「廐焚=廐焚ケタリ」〔→論語
《解字》会意。「林+火」で、林が煙をふきあげてもえることを示す。
《単語家族》噴(ふき出す)と同系。
《類義》焼は、煙やほのおが高くのぼってやけること。燔ハンは、火の子がとび散ってやけること。燎リョウは、ずるずると連なって延焼すること。燃は、熱を出してもえること。