「歌謡曲に古い様式美を求める」

2020年3月18日
水曜日
くもり

 秋田魁新報の<五木寛之・新地図のない旅>『悲しい時にうたう歌』に

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 歌の世界も日進月歩なのである。しかし私は逆に、歌謡曲に古い様式美を求める気持ちをひそかに抱いてきた。
 なにも歌の文句が前向きである必要などないではないか。人の悲しみをうたって何が悪いものか。

春は二重に巻いた帯
三重に巻いても余る秋

 などという星野哲郎さんの歌詞には、古典的な完成日がある。
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 とあつた。
 さうなのである。そのとおりである。

 午前中、ドン・キホーテへ。家人の購買意欲は凄まじいものがある。トイレットペーパー、ティッシュペーパー、犬の餌、医薬品、飲み物など持つのが大変なほど購入。新型ウイルスのせいか。いささか心配になる。

 老生は古本屋で『心に残る言葉―三七六のアフォリズム』(吉行淳之介)『生き上手死に上手』(遠藤周作)の二冊を400円で購入。

 

 帰りに寺町のミツマタシデコブシの状態を観察。
 ミツマタはこれを咲いてゐるといふのだろうか。

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 シデコブシの蕾はかなり大きくなっていた。桜の木には多分、ヒワだろう、群れになつてゐた。

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