「罪なき者まづ石を擲て」

2020年9月25日
金曜日
くもり あめ

 終日在宅。
 ここ数日来いじくってきたワードプレスの『作家名別の引用』もどうやら何とかなっている。

 常日頃、週刊誌やテレビの他人をあげつらう記事を見るたびに苦々しく思い、それと関連して聖書の『罪なき者まづ石を擲て』の章句を思い出していた。そこでWORDPRESSに採っておこうと調べた。

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エス、オリブ山にゆき給ふ。
夜明ごろ、また宮に入りしに、民みな御許に來りたれば、坐して教へ給ふ。
ここに學者・パリサイ人ら、姦淫のとき捕へられたる女を連れきたり、眞中に立ててイエスに言ふ、
『師よ、この女は姦淫のをり、そのまま捕へられたるなり。
モーセは律法に、斯かる者を石にて撃つべき事を我らに命じたるが、汝は如何に言ふか』
かく云へるは、イエスを試みて、訴ふる種を得んとてなり。イエス身を屈め、指にて地に物書き給ふ。
かれら問ひて止まざれば、イエス身を起して『なんぢらの中、罪なき者まづ石を擲て』と言ひ、
また身を屈めて地に物書きたまふ。
彼等これを聞きて良心に責められ、老人をはじめ若き者まで一人一人いでゆき、唯イエスと中に立てる女とのみ遺れり。
エス身を起して、女のほかに誰も居らぬを見て言ひ給ふ『をんなよ、汝を訴へたる者どもは何處にをるぞ、汝を罪する者なきか』
女いふ『主よ、誰もなし』イエス言ひ給ふ『われも汝を罪せじ、往け、この後ふたたび罪を犯すな』]
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 「仏シャンソン歌手の大御所で、「枯葉」や「パリの空の下」などを歌ったジュリエット・グレコさんが23日、仏南東部の自宅で死去した。93歳だった。家族がAFP通信に明らかにした」ので、枯葉を聴いてみた。マイルス・デイヴィスといい仲だったとは知らんかった。

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ジュリエット・グレコ (Juliette Gréco、1927年2月7日 - 2020年9月23日)は、フランス出身のシャンソン歌手、女優。
約70年のキャリアを誇る、同国を代表する歌手の一人。世界的にも最高峰の歌手と称えられ、戦後のシャンソン界を牽引する存在であったが、2016年を最後に一線から退いた。
グレコ(Greco、Gréco)はイタリアで多くみられる姓。元々はイタリア語で「ギリシャ人」という意味。またギリシャを意味する接頭辞(wikt:greco)。
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