その花の名はルピナス?

2021年6月4日
金曜日
あめ

 終日在宅。

 昨日、珠林寺で撮った写真の中でちょっと異様な花。名前はどうやらルピナスというらしい。その名前の語源がちょっと面白い。

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ルピナス属(るぴなすぞく、学名: Lupinus、ルーピン、英: Lupin)は、マメ科の属の1つ。ルピナスの名はオオカミに由来し、吸肥力が非常に強い特徴を貪欲な狼にたとえたものである。和名はハウチワマメ属(葉団扇豆属)。根生葉が掌状複葉であることから付けられた。また、花の様子がフジに似ており、花が下から咲き上がるため、ノボリフジ(昇藤)とも呼ばれる。
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ルピナスという名前はラテン語でオオカミを意味するルプス (lupus) という言葉に由来する。牧野富太郎は、どんな土地でも育つたくましさがオオカミを連想させた、塚本洋太郎は、ルピナスが大地を破壊すると畏怖されており、そこからオオカミが連想されてこの名がついたと著書で言及している。これに対して中村浩は語源は狼ではなく、ギリシア語で悲哀を意味するルペー(リュペー、λύπη)であると推定する。ルピナスの豆は苦く、噛んだ人が苦虫を噛み潰したような表情になることが、その根拠であるという。

なお、フランス語では『アルセーヌ・ルパン』シリーズの主人公ルパン(リュパン)と読みも綴りも同一になるので、原作小説の『虎の牙』の最後ではルパンが自分の姓になぞらえ、隠居した家の庭にルピナスを多数植えている描写がある。
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