一晩中、痰に苦しむ

2023年6月3日
土曜日
くもり

 終日在宅。
 午前4時半、起床。一晩中、痰に苦しむ。

 朝、霧掛け痰取りでもなかなかすっきりしない。
 午前中、家人、またドンキへ。入院用品(?)を揃えるのに懸命だ。

 午後からテレビを観ながら霧掛け痰取り。夕食前にはかなりの量の痰を取った。しかし、その後も痰は絡み、かなり苦労する。

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熱帯夜(ねつたいや) †

 日中の真夏日を受け、日が沈み、夜になっても水銀柱が下がろうとしない。古川柳に
 
  夕涼みよくぞ男に生まれける
  
とあるように、男たちは下帯ひとつで涼をとっていても、女性は昔も今も、それに似た姿にはなれない。
 就寝どきになっても一向に涼風が立ってこない。「まだ二十六度ある。この寒暖計、こわれたのだろうか」誰かがヤケクソになって言う。
 戸を開け放しで寝るのは不用心だ。人々は汗ぐるみの身を輾転して置くところを知らぬまに、はやい夜明けを迎えることになる。
 年に数度とない熱帯夜でも、北国の人々には骨身にこたえる夜である。

熱帯夜足うら畳にすりつけて   近江三保
暗がりに瓶ころがる熱帯夜   佐藤踏洋
口あけて狂女眠らぬ熱帯夜   芳尾とし女
熱帯夜今日の疲れがふくれる   船木胡舟

(荻原映雱氏の著書「季語鑒賞 あきた歳時記増補改訂版」から)

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