ああ訂正、キロとメートル

2017年3月18日 土曜日 はれ

午前6時半、起床。 霧掛け・痰取り。

新聞を読んでいて訂正(秋田魁新報3月18日朝刊)に目が行く。

17日付本欄、「男鹿市議会が北朝鮮のミサイル発射に抗議する決議案を可決」の記事で、ミサイル落下地点が「男鹿沖300〜350メートル」とあるのは「男鹿沖300〜350キロ」の誤りでした。

言ってみればメートルとキロの間違いなわけだが、なんともお粗末だといわなければならない。ミサイルが50メートルの間に落ちるというのはかなりの正確さである。これは記者がまったくもって記事の内容を考えないで書いたのではないか。 間違いはどこにでも、いつでもある。しかし、この訂正は恐ろしい。

そうこうしているうち、テレビで「春寒料峭」という言葉の説明をやっていた。 むかし、この言葉を使ってコラムを書いたことがあったっけ。 懐かしく思い出した。 と同時に故渡部肇氏のことも。 亡くなってもう3年になるか。

 時候のあいさつの入った電子メールなどめったにないが、友人からのそれにはきちんとあった。いわく「拝啓 春寒料峭の候いかがお暮らしか」。続く文面は、年度末の忙しくなる前に一杯やらないかというもの ▼小説か何か読んでいて、「春寒料峭」という言葉を見つけたのだろう。さっそく使いたくなり、メールを書いた。裏には「料峭」の意味を知らなかったら辞書を引いてみろ、という浅はかな了見が見え透いている ▼「春寒」は季語で「春寒し」「寒き春」とも。立春以後の寒さをいう。「料峭」は「春風が肌にうすら寒く感じられるさま」(広辞苑)。二つ続けて時候のあいさつに使うらしい。しゃくだが、辞書を引かざるを得なかった ▼この時季、「三寒四温」という言葉をよく使う。大方の歳時記では「元来は中国北部や朝鮮半島の言葉で、冬の間に三日寒い日が続くと、あと四日は暖かい日があるということ。わが国でもそういう現象がある。低気圧の通過によって起こると考えられている」と説明している ▼一昨日、昨日と県内は気温も上がり、春本番を思わせるような好天だった。「四温」の期間だったのだろう。予報によると今日は、朝鮮半島から低気圧が進んできて「曇り時々雨」になるという。どうやら「三寒」に入りそうだ ▼友人への返信には「拝復 今日は残念ながら春寒料峭とは懸け離れた暖かい天気。決まり文句も使う『時』をよく考えよう。酒飲みの件は瞬間了承」と書いた。

10時に家人の誘いに乗って、100円ショップに行く。その間を利用して「高桑書店」へ。[python]の本があったのでしばらくぶりの衝動買い。2700円もの出費。 少し外出を見合わせなければ財布の中身が無くなってしまう恐れがある。

午後、atomというエディターを試してみる。古い奴ほど新しいものが好きなんでござんすヨ。