遠山に日ざし衰ふ二月尽

2020年2月29日
土曜日
くもり

 終日在宅。
 午前中、自室にて『短歌の友人』などページをめくる。
 
 午後、2016年2月の手帳を調べてみると、手術前日までは記載があるが、その後3月までの間は真つ白。それはそれで仕方のないことだつた。数多の『悪夢』は全身麻酔の後遺症だったのだから。
 2015年の市立秋田総合病院での記録は意外に残つてゐる。これを整理しなければとも思ふ。治療中、医師に喉の痛みを訴えてゐる箇所があるが、これがなぜか悲しいのである。

 刑事モースを観ていたら家人も途中から熱心に観てゐた。
 でも、外国のドラマはどこか腑に落ちないといふか、ピンとこないところがあるんだね。上司の警部の娘が事件後、家を出ていくが、その理由が今ひとつ分からない。

 二月尽。今年は一日長い。明日からは春三月。
 「遠山に日ざし衰ふ二月尽」(桂信子)