2020年2月28日
金曜日
はれ くもり
午前中、自室で佐藤卓史のCD「ラ・カンパネラ」を聴く。
パソコンでリッピングしたら、データベースに入っていないのかトラック欄が真っ白。そこでネットでしらべて、easytagで調整する。
午後、家人にツルハに頼んでおいた「わが食料」が入荷したといふから買いに行かなければならないと連れ出される。
その足でサティ。
本屋で『短歌の友人』(穂村弘・河出文庫)を購ふ。
「現代短歌はどこから来てどこへ行くのか? 短歌の「面白さ」を通じて世界の「面白さ」に突き当たる、酸欠世界のオデッセイ。著者初の歌論集。第十九回伊藤整文学賞受賞作。」
穂村さんといふ人は「1962年、札幌市生まれ。歌人。『短歌の友人』で第19回伊藤整文学賞、『鳥肌が』で第33回講談社エッセイ賞を受賞。歌集に『シンジケート』他。エッセイ集に『世界音痴』『現実入門』他。絵本翻訳も多数」と紹介されてゐる。
「紅旗征戎非吾事」と藤原定家は言つたさうだが、老生はそう澄ましてもゐられない。中国発の伝染病が全国の小中高を休校に追い込むとはほんとに驚いた。
カミュの「ペスト」という小説を思い出した。出だしの部分に確か老人と犬が出てくるのではなかつたか。
と思つてネットで検索してみたら毎日新聞に「カミュの小説「ペスト」在庫切れ相次ぐ 伝染病の脅威、後手に回る行政 現状と重ねてか」と出ていた。
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出版元の新潮社によると、国内でコロナウイルスの感染が拡大し始めた2月に入り、全国の書店から「ペスト」の注文が殺到。通常の7~8倍に上り、緊急で4000部の増刷を決めた。担当者は「数十部注文する店舗もある。明らかにコロナウイルスの影響が出ている」と話す。
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