「そのやうな時もありき」

2020年4月19日
日曜日
はれ

 午前中、自室でうつらうつら。あれこれ本をひっくり返す。
 午後2時までNHK囲碁小林覚藤沢里菜に負けた。

 天気がいいのでVERを連れてドライブへ。
 海を見ながら天王の道の駅まで。途中、出戸浜の駐車場で休憩しただけ。
 鳥海山がきれいに見えた。

 日本語でできる教育用のプログラミング言語「ドリトル」をテレビで紹介していたので試してみる。音楽もできるそうだ。

 「そのやうな時もありき」という文句に何か胡散臭さを感じていた。生臭坊主が悟り済ましたような。しかし、それはそれでいいではないかと最近は思うようになった。単純に「昔を思い出す」言葉でいいではないか。

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長門峡に、水は流れてありにけり。
寒い寒い日なりき。

われは料亭にありぬ。
酒酌(く)みてありぬ。

われのほか別に、
客とてもなかりけり。

水は、恰(あたか)も魂あるものの如く、
流れ流れてありにけり。

やがても密柑(みかん)の如き夕陽、
欄干(らんかん)にこぼれたり。

ああ! ――そのやうな時もありき、
寒い寒い 日なりき。
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