沙羅のみづ枝に花さけば

2020年7月4日
金曜日
くもり あめ

 午前11時近くになって買い物に行きたくなった家人、何か足りないものはないかと尋ねてくる。ちょうどプリンターのインクを買わなければならなかったのでサティに。
 
 帰り、目に入った木がどうやら沙羅の木らしい。白い花が咲いて、周囲には花が落ちていた。車を大回りさせて写真を撮る。
 

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 芥川龍之介の「相聞」の詩が浮かぶ。水無月は過ぎてしまったが…。

    相  聞

                芥 川  龍 之 介
       また立ちかへる水無月

       歎きを誰にかたるべき。

       沙羅のみづ枝に花さけば、

       かなしき人の目ぞ見ゆる。

 夕方、昨日角間川からもらってきたテッセンは元気に花を広げた。

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