70歳を超えての独り暮らし

2022年7月15日
金曜日
はれ くもり


 午後、H.Y氏来宅、先月離婚した旨を報告していく。
 70歳を超えての独り暮らしはわびしいものだろう。

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咳をしても一人

――尾崎放哉

 自由律俳句を代表する俳人の一人、尾崎放哉の代表句の一つです。わずか九音の短律の中に、言いようのない孤独感が込められています。
 この句は放哉の晩年、小豆島に小さな庵を構えていた頃のものです。小さな庵の中で、咳をするも、その音が響くだけ。咳き込む放哉に声を掛けてくれる人は誰もいない。
 死を前にした放哉の孤独がありありと感じ取れます。
 翻って現在。「咳をしても一人」、そんな状況になったことはありませんか。私はあります。
 そんな時、私はこの句を思い出して、一人なのは私だけではないことを確かめるのです。

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 先日、上北手に行ったときにワルナスビの花がいっぱいに咲いているのをみた。

 名前通り悪いナスの花なのだろう。「悪魔のトマト」という名前もあるそうだ。たしかに茨島のモールの駐車場で実を撮った記憶もある。