「ハンニバル戦争」を手に取る

2018年3月10日 土曜日 くもり はれ

夜中に起きていたので、午前7時40分、起床。

MusicCenterにmp3ファイルを入れてみたら、動作がおかしくなった。いろいろ工夫してみたが、mp3を入れるのはダメみたい。あるいはその他の理由があるものか。

佐藤賢一の「ハンニバル戦争」を手に取る。 3年前に入院中、家人に頼んで買ってきてもらったものだが、途中で放ったらかしにしていた。

本棚から老生に微笑みかけてきたのだった。

「物類称呼」の前書きを読んでみる。

/* ただ他卿(たきょう)を知らざるの児童(じどう)に戸(こ)を 出ずして略(ほぼ)万物に異名(いみょう)ある事を さとしめて、遠方より来たれる友の詞(ことのは)を 笑わしむるの罪(つみ)をまぬがれしめんがために、 編みて(あみて)物類称呼(ぶつるいしょうこ)となづくる事になんなりぬ。 */

小学校時代、「秋田弁を使っちゃダメ」という運動があったなあ。 しかし、それを教える先生たちも、今考えると出鱈目だったなあ。 越谷吾山さんは先見の明があった。 遠くから来た友人の言葉を笑うのは罪なんですよ。 ほんと。 あたしゃ、小学校時代、父母を「おとうちゃま」「おかあちゃま」と呼ばせられて、いじめにあった。あれがトラウマになって、老生の性格にゆがみを与えたものだろうと思うようになった。 それにつけて思い出すのが「ふるさとの訛(なまり)なくせし友といてモカ珈琲はかくまでにがし」と歌った寺山修司

「なまり」が恥ずかしかった時代、懸命に「東京弁」を使おうと努力した時代。 今じゃ、秋田弁をまともにしゃべれる小学生なんていないだろうネ。