思い出した『その恥の傀儡』

2019年9月25日
水曜日
はれ

 昼近くなって飲み物を探して冷蔵庫を開けたら家人いわく「そうだ、ビールを買いに行こう」。というわけでドンキホーテまで出かける。

 本を読んだりテレビをみたり。

 秋田魁新報によると


/*
 秋田市大町の繁華街「川反」の宴会場として親しまれてきた第一会館(嵯峨敏社長、資本金3千万円)が事業を停止したことが24日、分かった。帝国データバンク東京商工リサーチの秋田支店によると、負債額は2018年9月末時点で6億円余り。資金繰りの悪化により事業継続を断念し、秋田地裁に破産申請した。
/*


だそうだ。

 もう一つ、昔の友人を思い出した記事があった。


/*
「恋文のまち」をPRする秋田県能代市二ツ井町で旧町時代の1994~2003年に開かれた「きみまち恋文コンテスト」の優秀作品を集めた「日本一心のこもった恋文 総集編」(11年、二ツ井町商工会刊)が8年ぶりに増刷された。国語の教科書に採用され、翻訳版も出版されるなど脚光を浴びた一冊だ。
*/


 この企画に携わった佐藤嘉尚のことは新聞記事にない。そこであらためてWIKIPEDIAで彼のことを調べてみたら、山下力のことが載っていた。東京・新宿の百人町の浪人長屋での一年間。山下から聞いた話に刺激を受けて佐藤嘉尚が同人誌に後に載せた創作がある。確か『その恥の傀儡』というのであった。

 死亡記事。

 

/*
千葉 三郎氏(ちば・さぶろう=近代文芸研究者)
 23日午前3時16分、老衰のため秋田市介護施設で死去、93歳。自宅は秋田市保戸野八丁19の8。葬儀は27日午前11時から秋田市山王2の4の15、秋田典礼会館で。喪主は妻クニ子さん。
 秋田魁新報社で文化部記者や編集委員を務め、明治・大正の県内文芸を研究した。文芸誌「文芸秋田」に掲載した「文芸誌“白虹”の出現」で77年度県芸術選奨。本紙連載記事に加筆して出版した「内藤湖南とその時代」で87年度秋田市文化選奨。著書に「『俳星』明治版の軌跡」「秋田大正文芸の盛衰」など。
*/