五柳庵の残日録

存命の喜び、日々に樂しまざらんや

「素直におわびする」

2021年02月05日
金曜日
はれ

 終日在宅。
 
 朝刊に菅首相へいみじくも言ってくれたと老生が膝を打った記事が載っていた。


 為政者の言語能力は絶対必要なものである。ろくな日本語を話せない首相ほどみじめな存在はない。
 まず、きちんと話せること。発音や訛のことを言っているのではない。大平首相の例もああるではないか。

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 自民の伊吹文明衆院議長は4日の二階派会合で、与党議員が東京・銀座のクラブで飲食した問題を巡り「素直におわびする」と2日の記者会見で謝罪した菅義偉首相の言葉遣いに苦言をを呈した。
 「『率直に』とか『心から』おわびするというのが正しい日本語だ」と述べた。
 「素直」という言葉の使い方に関し「私は言葉の専門家ではないが、「素直に」というのは、言いたいことはいろいろあるがそれは封印し、相手が言っている通りだとおわぴする時の言葉だ」と指摘。「一国の首相に物を言わせる時は美しい日本語で話すように官邸スタッフは注意してほしい」求めた。
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 ついでに、新・地図のない旅という欄があって、五木寛之が『思い出す父のため息』というのを書いている。 
 『寝るより楽はなかりけり。浮世の馬鹿が起きて働く』
 と父上が夕食の後『ごろりと横になって仮眠する』前につぶやくのだという。
 
 この言葉、わが母もよく言っていたものだ。どこから来た言葉だろう。あの頃の人はみんな《出典》を知っていたのだろうか。