『行かさせていただきます』

2021年02月08日
月曜日
はれ

 朝、テレビのニュースを観ていて「させていただく」の多さに腹を立てる。まあ、我輩のような爺が腹を立てたって世の中は屁でもないだろうが。
 そして、アナウンサーが『行かさせていただきます』と言ったのには思わず「バカヤロウ」と無音の罵声を浴びせていたのだった。


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* さ入れ言葉
「~(さ)せていただきます」というのは聞き手に対して、自分の行為が許可を得られて行ったものであることを表す表現。
「~(さ)せてください」というのは許可を得る際の丁寧な表現。
* さ入れ言葉の例
行かさせていただきます
飲まさせていただきます
書かさせてください
手伝わさせてください
* 訂正すると
行かさせていただきます ➔行かせて
飲まさせていただきます ➔飲ませて
書かさせてください ➔書かせて
手伝わさせてください ➔手伝わせて
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 ところで家人はなかなか秋田赤十字病院へ行くと言わない。きっとB型肝炎ウイルスの後遺症のことだろうから急ぐ必要はない、という。
 が、卵巣腫瘍の検査のとき「良性」結果だったことの他に、「もう一つ気になることがあるので早く来院せよ」と言われていたことをようやく白状した。
 「もう一つの気になること」が何なのか聞くのが怖くて、病院へ行くことを渋っていたわけである。それで「明日は大雪で天気が悪い」などと抵抗。
 「結果を早く知って安心しよう」と説得し、明日行くことにした。

 

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村山 知義(むらやま ともよし、1901年(明治34年)1月18日 - 1977年(昭和52年)3月22日)は、日本の小説家、画家、デザイナー、劇作家、演出家、舞台装置家、ダンサー、建築家。日本演出者協会初代理事長。
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