おまえがいなくなりゃ なにくうの

2018年1月22日 月曜日 くもり

東京の方は雪が積もって交通に影響が出る。備えがないということはいかにも慘め。われら雪国の人間から見れば、たかが数センチの積雪で何も休校にしなくてもと思うが《足》がなければ仕方がないか。

午前11時、家人からユニクロ行きを賴まれ、出かける。最初は御所野のイオンモール。しかし、サイズがなく茨島のユニクロへ。そこで家人に言わせれば格安の出物であるジャンパアを買ってもらう。内心、着る物を買ってもいつ着たらいいんだろうと思う。 御所野では本屋ものぞいたが、買いたい本もなかった。

テレビのアナウンサーの質も下がってきたねえ。平気で「おっしゃられる」を使うんだもんねえ。

新聞で《保守派の論客として知られる西部邁(にしべすすむ)さんが二十一日、搬送先の東京都内の病院で死去した。東京都大田区多摩川で自殺を図り、溺死したとみられる。七十八歳。北海道出身》を知り、江藤淳を思い出した。

彼も《1999年7月21日、鎌倉市西御門の自宅浴室で剃刀を用い、手首を切って自殺、66歳没。妻の葬儀のあとのことで、自身も脳梗塞の後遺症に悩んでいた》ということだった。

なべて生物のオスは弱いんだなあ。 用が終わればメスに食われる蟷螂。 西部も江藤も妻が死んでからおかしくなった。

タイミングよく秋田魁新報で次の川柳を見つけた。 《かりにだよ おまえがいなくなりゃ なにくうの 湯沢市 北嶋薫》