ボウフラの都々逸を思い出す

2020年3月25日
水曜日
はれ

 午前中、イオン。
 家人の買い物が終わるのを本屋で待つ。ふと勝新太郎のあるいは森繁久彌の都々逸と言はれるボウフラ云々を思ひ出さうとしているのに気がついた。
 『ボウフラが 人を刺すよな蚊になるまでは 泥水飲み飲み浮き沈み』のことである。

 本屋のわきにソファがおいてあって休めるようになつてゐるが、最近、目につくのがいはゆる「座席取り」である。席の占有権を示すやうなものを置いてある。自分も十分ジジイだが、年老いた男女が臆面もなくかやうなことをやつている。

 「腹が立つ」といふことは「精神の幼児化」かもしれない。大いに反省しなければなるまい。

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 神成 正衛氏(かんなり・しょうえ=元秋田魁新報社常務取締役)
 16日午後0時45分、病気のため秋田市の病院で死去、91歳。自宅は秋田市泉南2の11の1。葬儀は終了。喪主は妻昭子(あきこ)さん。
 取締役工務局長などを経て、89年から91年まで常務取締役。
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