2019年1月30日
水曜日
はれ
午前中、茨島のホーマックで灯油を買う。
その後、サティ。家人、5%引きだとかでかなりの量の食料を購入。 老生は本屋で「キャノンボール・アダレイ」の「マーシー・マーシー・マーシー」を購入。
昼食後、昼寝。久しぶりに外へ出たせいか疲れる。
先日、「相棒」をみていて右京さんが「そちらの方はどうも<ふあんない>で…」と話していたが、これは「ぶあんない」と濁るんじゃなかったっけ。
同じような疑問を持つ人はいるようで、ウンチクを傾けている人がいたので参考までに。
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「ふあんない」と読みます。現在では標準みたいです。
ご質問を読んで興味を引かれたので少しだけですが調べてみました。
不細工(ぶさいく)のように先頭の語が濁音で始まるのを「語頭濁音語」というのだそうですが、なぜ頭語が濁音になったのかという理由については種々の説があり現在も研究対象になっているようです。それらの研究で今までに分かったことでご質問に関係しそうなことを簡単にご紹介します。
そもそも奈良時代まで和語には語頭濁音語は存在しなかったのだそうです。それが時代を経るに従い数を増やし現在に至っているのだそうですが、頭語清音語が語頭濁音語に変化した語は、特徴として
”指悪的意味を持ち、それを強調している語”
だそうです。
指悪的は、内容がよくない意を表すという意味です。これを逆に言えば、指悪的意味(内容がよくない意)を強調するために頭語濁音としたということです。
言われてみれば、「不細工(ぶさいく)」「不調法(ぶちょうほう)」「不格好(ぶかっこう)」「不器量(ぶきりょう)」「不器用(ぶきよう)」など語頭濁音語は内容がよくない意を表しています。
対して「不案内(ふあんない)」は、”細かいようすや事情がよく わからないこと”ですから指悪的意味ではありません。「不都合(ふつごう)」も”都合が悪い”という意味であり指悪的ではありません。これは「不」だけでなく「無」でも「無遠慮(ぶえんりょ)」「無作法(ぶさほう)」「無礼(ぶれい)」などは指悪的意味です。
さらに、「どら猫」「ど助平」などもそうだそうです。頭語濁音語の数は全体としてはそれほど多くないそうですが、「不」や「無」は良くない意味の語に使われることが多いので目立つとのことです。
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