2017年11月9日 木曜日 はれ
午前6時半、起床。霧掛け痰取り。
8時には自室でラジオを聴く。 聴きながらふと「八つ手の花」を思い出す。 例の高村光太郎の「冬が来た」という詩である。
// きつぱりと冬が来た 八つ手の白い花も消え 公孫樹(いてふ)の木も箒(ほうき)になった
きりきりともみ込むような冬が来た 人にいやがられる冬 草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た
冬よ 僕に来い、僕に来い、 僕は冬の力、冬は僕の餌食だ
しみ透れ、つきぬけ 火事を出せ、雪で埋めろ 刃物のやうな冬が来た //
午前11時ころ、家人が灯油を買いに行きたいと言ってきた。 老生は「八つ手の花」の咲いているところを探して写真を撮ろうかと出かけた。 帰りに大町5丁目で咲いているのを見つけシャッターを押す。 こんなことでも気分転換にはなる。